入選インタビュー

作品概要

カメラマンとして独立して間もない神田俊介は、プロとしての自覚がまだ持てずにいる。同じくカメラマンである祖父の宝物である古びたカメラ『ライカM3』、ファインダーを覗く度、眩暈に襲われ不思議な光景を見る。
昭和初期の家族団欒の風景。頑固そうな父と優しそうな母、妙に大人びた兄に活発な妹。どうやらご馳走を用意して、末っ子の到着を心待ちにしているようだ。全く知らない人たちなのになぜか懐かしい。
そんな中、祖父の危篤を知らせる連絡が入る。

監督プロフィール

香川県生まれ 東京都在住 サンタモニカ大学舞台芸術学科卒業。ステラ・アドラー・コンサバトリー、イヴァナ・チュバック・スタジオ等で演技を学ぶ。帰国後、鴨下信一、松田秀知の下で演出を学ぶ。現在は主に映画監督、脚本家、女優として活動している。