入選インタビュー

作品概要

「今度結婚する。だから写真を撮ってほしい。」写真家のユウスケ(野島健矢)は、 久々に再会した中学の同級生・アズサ(野川大地)にウェディングフォトを頼まれる。 アズサとは中学の時から付き合っていた。 しかし、とある理由で大学卒業と同時に別れた。 承諾するユウスケだが、 アズサの結婚相手はユウスケとの関係を知らない。

監督プロフィール

1998年3月24日生まれ。 「青年の繊細な感情」を主題に、大学在籍時から映画制作を始め、 在学時に監督した、『インスタントカメラ』(2017)、『青い』(2019)が各地映画祭で入賞。 2020年には「ボーイズプラトニック~鈴江誉志監督特集~」と題し、監督作品が劇場公開。 大学卒業後の現在も、映画を撮り続けている。

PRポイント

昨今、ジェンダーやセクシャリティーに関する議論が多く行われるようになった中で、 「セクシャルマイノリティー」とラベリングすることで認知されるようになった物事もあれば、 かえって理解されないことや、分断を生む出来事もあり、 なぜ「人が人として生きる」ただそれだけのことなのに、 他人事のようにラベルを貼るのだろうと、ずっと疑問を抱いていました。 「好きだけで一緒にいることがなぜ難しいのか?」 作り手がラベリングをしない、あくまで普遍的な物事として作った先に、 少しでも当事者としての認知が生まれることを願い、 自分の人生と熱の全てを注ぎ映画を紡ぎました。